複数の金融機関に借金がある時や、知らず知らずのうちに膨らんでしまった多額の借金の問題を解決するには債務整理と言う方法があります。債務整理には何種類かの方法がありますが、その中のひとつに任意整理と呼ばれるものがあります。
任意整理では債務者やその代理である司法書士が裁判所を通さずに債権者と直接交渉することで、利息分をカットしてもらい残りの借金を支払っていく約束をした上で和解にこぎつけます。
お金を借りれば、それに利息を付けて返すのは当然ですが、消費者金融などの高い利息でお金を借りていた場合、利息の支払いに充当されるだけで肝心の元金を減らすことができません。
利息分をカットしてもらえる任意整理は毎月返済に充てたお金によって着実の元金を減らすことができます。そのため、借金を払い終えたいという人に向いている債務整理の方法なのです。任意整理をした後で分割での返済か、一括返済を選ぶことになります。
債権者との話し合いで借金に対する利息は付かないことになっているので、一括返済をしないとしても借金の額は増えていくことはありません。
しかし、一括で支払うことを条件に借金の一部を割り引いてくれる業者もあるので、その時にお金の余裕があるのであれば一括返済を選ぶようにしてはいかがですか。